Fashion★シゴトNEWS
2018.08.06
正社員なのに通勤手当が支給されない(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.41)
こんにちは。
お酒大好きクリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。
暑い、暑い、本当に暑い。
今年の夏は本当に暑いですね。
毎日、最高気温が35℃以上。30~32℃位だと涼しく感じますものね。
最近、男の人でも日傘をさしているのを見かけます。
昔だったら男で日傘なんて言ったらバカにされそうですが、この暑さだったら誰も文句は言えないでしょう。
今年の夏は今までの常識が通用しないですね。
かくいう私も、日本酒の常識では氷は入れませんが、今年はロックで呑んでいます。
冷たくて美味しいんです。
通の人には怒られてしまうかもしれませんが、いいんです。今年の夏は、ロックで。
♪♪♩ ダンダンダ ダンダンダ ♪♪♩ We will we will rock you BY QUEEN
という事で意味が分からないので、本題に入りましょう。
今回は通勤手当に関する相談です。
もくじ
- 今回のお悩み相談:正社員なのに通勤手当が支給されないのは違法では?
OEMメーカーで営業をしています。
うちの会社、通勤手当が支給されません。
遠距離通勤の私にとっては、1ヶ月の電車賃はかなりの痛手です。
ちなみに雇用形態は正社員です。
正社員であるのに通勤手当を支給しないのは、違法だと思うのですがいかがでしょうか??
通勤手当を支給しないのは違法ではない
結論から申し上げると、通勤手当を支給しないのは違法ではありません。
意外だと思われるかもしれませんが、通勤手当の支給義務は法律で定められてはいません。
法律で義務付けられている手当は、時間外・休日労働および深夜労働に対する割増手当だけです。
通勤手当を支給するかしないか、支給する場合の金額をいくらにするか、は会社が自由に決めることができます。
通勤手当が支給されないあなたにとっては非常に羨ましい話かもしれませんが、
最近では「会社と同じ区内に住んでいる」「通勤時間が30分以内」のような条件をクリアすると、
通勤手当とは別に割増し手当を支給する会社も出てきています。
そもそも通勤手当の定義とは?
それでは通勤手当とはなんでしょうか?
細かい説明は省きますが、通勤手当は法的には給与(賃金)になります。
給与であるという事は課税対象にあたります。
ただし、月額で10万円までが非課税額で、10万円を超える金額については課税対象となります。
また、給与になるので社会保険料の支払金額にも影響してきます。
通勤手当に似たものに交通費があります。
営業活動等の業務で外出、出張等で使う交通で使う費用のことです。
給与と一緒に支給される場合が多いですが、
あくまで旅費交通費・出張旅費ですので、給与ではありません。
通勤手当でありがちなトラブル
さて、通勤手当で起こりうるトラブルを、他にもみてみましょう。
会社に申請した交通手段を使用せずに自動車、自転車や徒歩で通勤することや、
申請した住所から会社の近くに引っ越しをしているにもかかわらず
以前の手当て金額を受け取っていた場合は、どうなるでしょうか。
これらは当然のこと、不正受給となり返還を請求される可能性があります。
悪質な場合は減給等の重い処罰が下ることにもなりかねないことを認識しておきましょう。
もっと身近な事例もみてみましょう。
手当で購入した通勤定期を、通勤以外の休日に私用で使った場合はどうなるのでしょうか。
このケース、結構皆さんも経験があるのではないでしょうか。
本来の目的(通勤)からは外れていますが、法的には問題ないと思います。
なぜなら通勤以外で定期を使用したとしても、会社にとって損失が発生するわけではないからです。
ただしこれは、あくまで私の意見であるので、責任は負えないことをご了承ください。
それでは、今回の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。
一昨日、またまたやってしまいました。
私の得意技「最寄駅乗り過ごし」です。
前回、この技の話しをしたのがこのコーナーの4回前の6月のことです。
その前は4月頃だったと思うので、2ヶ月に1回「乗り過ごし」をしていることになります。
やってしまった後には、必ず「眠いときは席が空いても座らないぞ」と誓うのですが、
2ヶ月経つと忘れちゃうんですよね。
今回は3駅も乗り過ごしてしまいました。
わが家は結構田舎なので1駅区間が長いんです。
結局、引き返すタクシー代が呑み代よりも高くついてしまいました。
2ヶ月後のこのコーナーでまた同じ話をしないように、
眠いときは席が空いても座らない事をここに誓います。
多分、無理だな…。
それでは次回の「ありがちトラブル相談室」もよろしくお願いします。
筆者紹介
キャリアアドバイザー
丸山
米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
- Webサイトに公開している
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