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2017.12.21

2017年11月の業界全体の動きと今年一年の振り返り(CREDENCE JOURNAL vol.56)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2017年11月の業界全体の動きと、今年一年の振り返りについてお届けいたします。


2017年11月の動き

求職者数(弊社転職支援サービスへの登録者数)は例年、春をピークにして夏ごろまで減少を続け、8月お盆の週を一旦の底として緩やかに回復します。
今年も同様の動きが見られ、特に営業とデザイナーでこの傾向が顕著です。その後9月に掛けて緩やかに求職者は増え、このまま10月頃までは、その傾向が続くでしょう。

求人数(弊社へお寄せいただいた求人の数)は前月比で107%と微増でしたが、昨年同月比では大きく伸びており、依然として増加傾向が続いています。
有効求人倍率が上昇を続け、空前の売り手市場と言われている現在、本当にマッチする企業に入社するための求人見極めが重要になってきます。


2017年を振り返る

2017年、有効求人倍率は上昇を続け、最新の数値では1.55倍とじつに43年9ヶ月ぶりの高水準となりました。
「売り手市場」といわれて久しいですが、アパレル・ファッション業界の転職ではどのような傾向があったでしょうか。

売る”力が求められた2017年

右のグラフは2017年1~11月の求職者と新規求人の数を、前年同期間と比較したものです。
求職者は111%、求人は前年比149%とともに増加しましたが、求人の伸び率が求職者のそれを上回っており、やはり売り手市場であることがうかがえます。
特に<プレス・販売>や<店長・販売>などの職種でその傾向が強く、年間を通して“売る”力が求められた2017年でした。

“売る”といえば、忘れてはならないのがECです。こちらも関連する求人全体で前年比127%と増加しました。
最も求人が多かったのは、日々の更新などを行う運用スタッフですが、<どう売るか>に携わる運用責任者やEC専任のMD、また<内製化>のためウェブデザイナーや制作担当などの求人をお預かりするケースも増えています。

2018年はどうなる?

2016年1月から2017年11月までにお預かりした求人の採用背景を見ると、新規プロジェクトや新店オープンのための増員が順調に増加しており、2018年以降もこの傾向が続く気配があります。
また産休・育休の取得による欠員の補充が増加していることや、慢性的な人員不足を解消するための求人が減少していることなどから、労働環境を見直す企業がさらに増えると見て良いでしょう。

売り手市場ということで求職者にとっては追い風ではありますが、一方で企業にとって魅力的なスキルや経験、キャリア像を持った求職者に内定が偏るという現象も起こっています。「求人が数多くある=転職しやすい」と安易に捉えることなく、ご自身の“なりたい姿”に向けた日々の研さんを強くおすすめいたします。

今年も一年ありがとうございました。
クリーデンスといたしましても、アパレル・ファッション業界が「はたらく場」としてもより魅力的な業界となるよう、尽力してまいります。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

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