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2018.04.19

2018年3月の業界全体の動きと人気求人から見る求職者の興味・関心(CREDENCE JOURNAL vol.60)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2018年3月の業界全体の動きと、ますます注目されるEC・ウェブ関連のお仕事の傾向についてお届けいたします。


2018年3月の動き

期の変わり目を間近に迎える3月、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の数は全体で前月比111%と増加しました。
数値・転職理由などが目立って変化した職種はなく、季節的な転職意欲の高まりが全体にあらわれたものと見られます。

一方の新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)数は前月比93%と減少しました。
ただし多くの職種では前月を上回っており、唯一減少した店長・販売職の母数が大きいため、全体として減少しています。
採用背景は期の変わり目らしく、欠員補充が比較的多くなっていました。

4月は例年、ゴールデンウィークを前に求職者の意欲が低下し、企業側では新年度で人事部門が多忙になります。求職者・求人ともに落ち着いた1ヶ月になるでしょう。
ただし長期のお休みを挟むことで、選考ペースが少し鈍化することも考えられますので、転職活動中の方や、これから転職活動をスタートさせようとしている方は、余裕を持ったスケジューリングを想定しておきましょう。


ますます注目!EC・ウェブ関連の求人

今や私たちの生活と切り離せない<ECサイト>。気軽にお買い物ができるだけではなく、ITを活用した新たなサービスと連携し、ますます生活を便利にしてくれています。
そこで今回のニュースレターでは、アパレル・ファッション業界でのEC・ウェブ関連のお仕事について調べました。

求人はある?

クリーデンスがお預かりしているEC・ウェブ関連の求人は年々増加を続けており、2017年は昨年対比で138%となりました。
今後もサービスの多様化にともなって、求人は増えるものと見られます。
最も求人が多かったのは、日々の更新などを行う運用スタッフですが、そのマネジメントにあたる運用責任者やEC専任のMDなど、<どう売るか>に携わるポジション、またウェブデザイナーや制作担当など、<内製化>のための求人をお預かりするケースが増えたのも、2017年の特徴と言えます。

気になる年収は?

今回の調査では、2017年にクリーデンスの転職支援サービスにご登録いただいた方からEC経験者を抽出、経験職種を大きく3つ、(1)企画・MD、(2)プレス・販促、(3)運用に分類して、年齢別に平均年収を算出しました。その結果が右のグラフです。

注目すべきはプレス・販促で、とくに30代前半から後半への昇給率が、他の職種を大きく上回っています。
アパレル・ファッション業界全体の平均年収でも、<売る>力が求められているという業界の背景や、そのためにさまざまな能力が必要であることから、高年収となったこの職種ですが、ECに絞った場合もその傾向が顕著でした。

国内のみならず越境ECなども注目度が高まり、今後ますます市場拡大が見込まれるファッションEC。
アパレル・ファッション業界の中でも人口が増えてくる職種であることは間違いありませんが、それに伴い、求められるスキルレベルはどんどん上がっていくことでしょう。経験者はもとより、未経験者で興味があるという方は、ぜひ積極的な勉強や経験を積める環境へ飛び込んでみる等、能動的なアクションをおすすめします。

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