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2018.08.23

2018年7月の業界全体の動きと夏季休暇の実態(CREDENCE JOURNAL vol.64)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2018年7月の業界全体の動きと、夏のお楽しみ、夏季休暇の実態についてお届けいたします。


2018年7月の動き

夏のセール真っ盛りとなり、大忙しの7月。
と同時に個人の転職意欲・法人の採用意欲ともに落ち込み、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)数は前月比87%、新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)数は前月比90%となりました。いずれもほぼ全ての職種で前月を割っています。

なお例年にも増して酷暑となった今年7月。
その影響で転職意欲が一層下がってしまうのでは?と思われましたが、調べてみると若干ではあるものの、暑い日こそ登録者数が増える傾向にありました。

今後ですが、求職者は10月をひとつの区切りととらえて動く方が多く、夏季休暇が明ける8月後半から、徐々に動きが回復してきています。また、年内に転職活動を行い年明けから新しい環境でスタートさせたいという方の情報収集も始まっています。遠からず転職をお考えの方は、徐々に動き出し始めることをおすすめいたします。


アパレル・ファッション業界の夏季休暇事情

平成最後の夏。
関東では酷暑から一変して気温が下がるなど、急な空模様で体調を崩された方も少なくないのではないでしょうか。
多くの企業では夏季休暇が明けてしまったかと思いますが、今回は8月の恒例、アパレル・ファッション業界の「夏季休暇の実態」を調査しました。

クリーデンスでは2018年8月現在、およそ2,250件の求人をお預かりしています。
そのうち毎週・毎月の休日や年間の有給休暇とは別に、「夏季休暇」を取得できると明記している求人は54%あり、平均日数は4.7日でした。

グラフは職種別・日数別にまとめたもので、最も多かったのは3日で全体の35%、さらに5日の31%と続きます。
なお今回の調査で最も長かった夏季休暇は、オンラインセレクトショップの営業職で、なんと12日でした!

このように営業職などBtoBの職種では、夏季休暇を長く取れる傾向があります。
と言っても店長・販売職など、BtoCの業務に携わる人の多いアパレル・ファッション業界。
長期休暇の時期こそが大きな収益につながるため、このようなケースは稀でしょう。
そこで最近では、「リフレッシュ休暇」などの名目で、季節には関係なく連休が取得できるケースが増えています。

転職サービス「DODA(デューダ)」が発表した、最新の転職理由ランキングによると、働く時間や休暇に関する転職理由が増加しているとのこと。 職種別<販売・サービス系>で、その傾向が顕著な点も注目です。

ファッション・アパレル業界でも働き方改革の波は来ており、環境改善に取り組む企業も増えてきています。
とはいえ、ルールを見直して現場に浸透させるには時間も掛かるもの。現時点での環境・条件だけを見るのではなく、未来に向けてどれだけ意識して取り組んでいるか、といった点も情報収集してみると、選択肢も広がってくるのではないでしょうか。
そうした、求人票だけでは分からない情報が知りたい場合は、お気軽に担当のキャリアアドバイザーにご相談くださいね。

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