Fashion★シゴトNEWS
2018.09.18
面接の際、デザイン画はいつ出すのが良いの?(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.44)
こんにちは。
お酒大好きクリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。
先日、新聞に「ある酒蔵がAI(人工知能)を活用した酒造りの実験を始めた」との記事が載っていました。
日本酒とAI、両極にありそうな二つですが、現実に進んでいるのですね。
ついにここまできたかった感じです。
正直なところ、AIが作ったお酒は認めたくない気持ちがあります。
私の世代はAIっていうと、
機械が人間を支配する「ターミネーター」「銀河鉄道999」をついつい思い出してしまいます。
それでも呑んで美味しかったら、私のことです。「AI、最高」って言っている自分が目に浮かびます。
さて、本題に入りましょう。
今回は面接時の持参物に関する相談です。
- 転職活動中のレディスアパレルデザイナーです。
先日受けた面接のことです。
アピールするためにデザイン画を持って行ったのですが、出すタイミングを逃して、
バッグの中に入れたままで持ってかえってきました。
それが理由かはわかりませんが、面接結果はお見送りでした。
今更ですがプレゼンできなかったことを非常に後悔しています。
持参した資料は、面接の中のどのタイミングで出すのが良いのでしょうか。
持参した資料をプレゼンしないまま持ちかえるとは、非常にもったいなかったですね。
貴方に限らず、プレゼンできないまま持ちかえる人、実は結構いらっしゃいます。
中には、緊張しすぎて資料を持参したことさえ、忘れている方もいます。
デザイナーにおいてデザイン画や仕様書は、自身のスキルを現すその物になりますので、
ぜひともプレゼンは行いたいですね。
それでは、いつのタイミングでプレゼンをするのが良いのでしょうか。
一番は、やはり面接官より声掛けしてもらうことです。
でも、それが出来なかったのが、今回のケースですよね。
ではどうすれば面接官から声掛けしてもらえるのでしょうか。
ポイントは、面接の席についた時すぐに机の上に資料を置くことです。
席に置いてあれば、だいたいの面接官は気が付いて
「そこの置いてある資料は何ですか?」「今日は何かご持参いただいたのですか?」
と声を掛けてくるでしょう。
そうしたらしめたものです。資料のプレゼンを行いましょう。
それでも声をかけてもらえなかった場合は、自ら仕掛けるしかありません。
そのタイミングは、仕事内容の質問になったときです。
仕事内容を言葉で説明するのは、結構難しいものです。
そんなときに「今日は普段仕事で描いているデザイン画と仕様書を持ってきました。」
と言えば、まずプレゼンの機会をいただけるでしょう。
それでも緊張や、話の流れから最後までプレゼンの機会を逃してしまったらどうしましょう。
大丈夫です。最後にチャンスがあります。それは、逆質問のコーナーです。
どんな企業の面接でも、面接の最後に候補者に対して「何か質問はありますか?」と声をかけてくれます。
本来は質問をすべきところですが、そこを利用してプレゼンしましょう。
「本日、デザイン画と仕様書を持ってきました。見ていただけますか?」
と言えば、「イヤ」という面接官はまずいません。
これでできなければ、残念ながらその会社とはご縁がなかったと思って、諦めるしかないですね。
最後にもう一つアドバイスです。持っていく資料にも気を付けましょう。
ただ資料を持っていくだけではダメです、きちんとプレゼンできるように
順番、カテゴリー、枚数等を説明しやすいようまとめておきましょう。
折角与えられたプレゼンなのに、しどろもどろになってしまっては、逆効果です。
面接前に、プレゼンのリハーサルを必ず2~3度は行いましょう。
資料プレゼンに限らず、面接は事前準備をするかしないかで、結果が大きく変わっています。
自身のスキル、経験は変えることはできませんが、事前準備をすることで面接を変えることはできます。
事前準備は必ず行いましょう。頑張ってください。
それでは、今回の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。
今までの酒造りは杜氏さんの経験と勘に頼っていたところが大きいのですが、
最近は若い跡取りが大学で酒造を科学的に勉強して、
時代にあった酒造りをするのが主流となってきました。
経験と勘、科学と数字、良いところも悪いところもあると思いますが、
私的には結論、酒が美味しければイイ。それにつきます。
年々、日本酒の消費量が減ってきています。
ただただ、一つでも多くの酒蔵が残る事を祈るばかりです。
ちなみにこの原稿を書きながら呑んでいるお酒は、AI導入を発表した酒蔵のお酒になります。
AIが作った酒ではありませんが、旨いです。やっぱり日本酒最高~。
それでは次回の「ありがちトラブル相談室」もよろしくお願いします。
筆者紹介
キャリアアドバイザー
丸山
米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
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