Fashion★シゴトNEWS
2019.07.18
「shiro」から「SHIRO」へ―― 10周年を機に新たなビジョンを発表。ロゴ一新、ブランド初のマークも。
7月3日、コスメティックブランド「shiro」がブランド10周年を記念したイベントを開催。2019年7月1日より社名を株式会社シロに、9月20日からはブランド名を「SHIRO」に変更することが発表され、新ロゴとブランド初のマーク、各製品の新パッケージなどがお披露目された。

イベントの前半ではシロ代表取締役の今井浩恵氏が登壇。企業のこれまでのあゆみをはじめ、今回のブランドイメージ一新の背景、新ロゴへのこだわりや、創業当時から変わらない想いについて説明された。
印象深かったのが、「ロゴやマーク、パッケージなどは変わっても、ものづくりの本質は変わらない。今後も生産者の顔が見えるものづくりを行い、意志をもったブランドであり続けたい」という力強い言葉。SHIROの本質が丁寧に、そして今井氏らしい言葉で語られた。
併せて今後の店舗展開についても言及。現在、海外は2カ国での展開であるが、2025年までにアメリカ、ハワイ、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、タイ、韓国、イタリア、イギリス、フランス、スペインなど11カ国・22店舗展開を目指し、日本国内においても現在の24店舗から33店舗に増やすことを発表した。

その後はPRの梅津和佳奈氏による新製品説明。注目は大きく2つ。
ひとつはさらなるグローバル展開を見据えて誕生したSHIROの香りのエクスクルーシブライン「シロ パフューム」である。水を一切使わず、徳島県の木頭柚子(きとうゆず)と北海道のエゾヨモギの蒸留水という素材選びはさすがのSHIRO。日本やフランス、スペインなど各国のパフューマーが、自身のアイデンティティや香りに目覚めたキッカケを、「澄んだ空気に咲く花々」「夢の中の宝石」「心の強さとしなやかさ」などといったテーマにのせて、SHIROらしく創り上げた12のストーリーで展開する。
もうひとつは、SHIRO初となる全10色展開のリップスティック「ジンジャーリップスティック」。
ジンジャーを最大限に配合した、人気の「ジンジャーリップバター」のマットタイプの魅力を追求した結果、唇の潤いを保ちながら、さらに高発色でセミマットな質感を実現するリップスティックが誕生した。ジンジャー効果で唇をケアしながら、華やかで美しい発色が一日中持続する。

会場には大きく4つの部屋があり、新製品のお試しができたり、ブランドが採用している素材のひとつ、北海道足寄町原産の“ラワンぶき”を加工する工場が再現されていたり、製品づくりを体験するラボが用意されていたりと、SHIROの魅力が余すことなく伝わる構成となっており、来場者は各エリアで大きな盛り上がりを見せていた。
ますますの成長に大きな期待がかけられると同時に、どこまでもSHIROらしく、変わらないスタンスが強く感じられた今回のイベント。世界中の人々を笑顔にしたい、という今井氏の言葉のとおり、来場した多くのインフルエンサーやメディアが目を輝かせていた。

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