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2018.12.20

2018年11月の業界全体の動きと2018年の振り返り(CREDENCE JOURNAL vol.68)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2018年11月の業界全体の動きと、2018年の振り返りについてお届けいたします。


2018年11月の動き

例年どおり、年末に向けて求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の転職意向が落ち始めています。
前年同月比では108.1%と増加しているものの、前月比では83.4%と減少しており、特に営業と生産管理でその傾向が顕著でした。

一方で新規求人数(クリーデンスへお寄せいただいた求人の件数)は、販売職を中心に大きく増加しました。
年が明け、成人の日を含む三連休が過ぎるまで求職者の動きは鈍いため、そんな中でも転職活動をされる方は、一歩リードして進めることができるでしょう。


2018年を振り返る

早いもので、今年も残りあと2週間を切りました。 2018年のアパレル・ファッション業界を、転職動向から振り返ります。

グラフは2018年1~11月の求職者と新規求人の数を、前年同期間と比較したものです。
求職者数が前年比108%と増加した一方で、新規求人数は93%と減少しており、中でもプレス・販促や営業など、2017年に各社が注力していた<売る>力を備えるための職種でその傾向が顕著でした。
人手がある程度充足し、採用活動が落ち着いたものと見られます。

このほかの職種では、デザイナーの求人も減少しました。
世間的には売り手市場がながらく続いていると言われていますが、職種別の格差も大きく、厚生労働省の最新の発表によれば、全体の有効求人倍率が1.62倍であるのに対して、「デザイナー等」は0.46倍と低いうえ、前年同時期の0.49倍から低下していました。
アパレル・ファッション業界でも、技術系職種にはこれに近しい傾向が出ています。

このようにアパレル・ファッション企業各社の採用傾向は変わりつつあります。
先ごろクリーデンスが実施いたしました「法人満足度調査」によりますと、2018年は上期と比較して下期の採用人数が減少している企業が多く、徐々に採用を控えている様子がうかがえました。
全体としては「人手不足感はあるものの、中途採用ではなく育成で補う」「採用はこれまで以上に計画的に行う」という声が多く聞かれましたが、その一方で、期中での突発的な欠員による採用ニーズや、スタートアップ企業が初めて外部採用を行い、組織強化を図った事例などもありました。

企業の採用活動は、その時々で採用背景や社内の状況が異なるものです。
そうした情報をいち早くキャッチし、ご自身にマッチする求人と出会えるかが、転職活動のポイントです。クリーデンスでは、求人には掲載されていない情報も多数ありますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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