最高級メンズ革製品ブランド「GANZO」が大切にしているものとは？店長インタビュー

時を重ねるほどに、輝くもの。あなたの手によって“世界最高”の完成品となる ― 素材選びからなめし、革の裁断・漉き・縫製、そして磨きといった工程に至るまで、いっさい妥協することなく“本物”を追求した最高級メンズ革製品ブランド、「GANZO」。

日本の文化と技を知り尽くした職人の手による“匠のこだわりと魂”が息づき、時が経つほどに、そして使い込むほどに、持つ人の個性と共にエイジングを重ね、やがて唯一無二の逸品を生み出したい、という思いが込められている。

そんなGANZOの魅力と働く楽しさを知るべく、表参道に店舗を構える「GANZO 本店」店長の菅野 聡さんにお話を伺った。

菅野さんの入社のきっかけを教えてください

新卒で銀座の老舗紳士靴メーカーで販売職を、前職では皮革製品の専門商社にて書類上の通関業務、海外工場とのアテンド等、貿易実務の仕事をしていました。
店舗・本社どちらの経験も積んだ上で、自分には人と話す接客や販売の仕事が向いているのではと考えていたところ、GANZOの求人と出会い、転職を決めました。GANZOは機能や素材、縫製、そしてデザイン、全てが格好良くて、以前から憧れのブランドだったので天職を得られたと思いました。

現在の仕事内容を教えてください

現在は店長として、予算の管理や売上の管理、店舗のディスプレイの決定、店舗スタッフの指導等を行っています。もちろん店舗に立ち、接客をするのも今の重要な仕事です。店内には皮革職人がいるので、お客様からいただいたご要望やご意見などを職人に伝えることで、ご要望にあった商品を提供できるのが大きな特長です。

菅野さんが感じているGANZOで働く醍醐味は何ですか？

様々なお客様と出会えて、それぞれのお客様と永く付き合える、という点につきます。革製品は何十年も使い続けられるからこそ、お客様との付き合いも長くなっていきます。長く付き合って頂いているお客様が自分の子供を連れてきて、「息子に合う財布を選んでくれないか」と言っていただいたときは、本当に嬉しかったですね。

GANZOは高級革製品ということで深い知識や高いスキルが必要なようにと感じますが、菅野さんのように、前職以前で革製品の経験がないと厳しいでしょうか？

私はたまたま前職でも革製品を扱う仕事をしていましたが、正直、その点はあまり関係ありません。革製品やこだわったモノが好きで、お客さまと接するのが好きという思いがあれば、楽しく活躍できます。実際、新卒も含め、20～40代と幅広いスタッフが活躍していますが、入社してから勉強し、知識を身に付けたスタッフがほとんどです。

具体的に知識を身に付けられる環境はどういったものがあるのでしょうか？

入社後は2日間の研修と工房見学によってGANZOのこだわり、世界観を体感します。店舗配属後はOJTを中心に、先輩社員や常駐の皮革職人から学び、実務を通じて知識を深めていきます。また、年に2回の販売員研修があり、新商品やトレンドについて知るほか、多店舗のスタッフと意見交換を行うこともできます
GANZOに足を運んでくださるお客さまはモノへのこだわりの強い方が多いため、GANZOを通じて様々な方々と出会い、成長することができると思います。お客さまに育ててもらっているという感覚ですね。

菅野さんの今後の目標をお聞かせください。

以前はシニアの客層がメインでしたが、最近は若いお客さまも多く見えられるようになりました。卸と百貨店がメインだったのですが、もっともっと直営店を増やしていきたいです。また、外国のお客様も大分増えてきました。”メイド・イン・ジャパン”の良さをさらに世界に広げていくためにも、海外へも店舗を出店していきたいですね。

最後に、こんな人と一緒に働きたい、というメッセージをお願いします。

GANZOは商品の質が高く、すぐの購入に繋がらなくても、GANZOやそこで働くスタッフのファンを増やし、「あなたに会いに来た」「あなたのオススメを教えて」と言っていただけるような接客を目指しています。
そのため、販売のノルマは設けていませんし、採用においても人柄や意欲を重視しています。商品を気に入ってくださったお客さまと長くお付き合いできる環境が整っていますので、革製品が好きで、本当に良いものを、自信を持ってお客さまにご提案したいという方、お待ちしています。