Fashion★シゴトNEWS
2020.01.30
「ラグジュアリー・メゾンに学ぶ プロフェッショナルな接客対応力」セミナーレポート
ラグジュアリーとは何か。一流、特別感、高級、幸福感、贅沢…。人によって答えはまちまちです。
その中で、ラグジュアリーブランドのアンバサダーであるメゾンのスタッフが、
お客さまの希望を具現化し、夢を提供するにはどうしたらよいか。
すがすがしく、しなやかに、力強く、お客さまのために自分たちを活かすにはどうしたらよいか。
クリーデンスでは去る11月20日(水)、そのヒントとなるセミナーを開催いたしました。
当日は“コミュニケーション”に関わる総合的なサポートを提供する、株式会社グローバリンクの代表取締役・大串 亜由美氏を講師としてお招きし、ラグジュアリーブランドにふさわしい、プロフェッショナルな接客コミュニケーションの基礎が学べる貴重な機会となりました。
今回はその一部をご紹介します。
<5つの大切にしたいこと>と<FAB>
当日はまず、ラグジュアリーの意味や責任についての説明があり、そのアンバサダーとして大切にしたい5つのことを学びました。
すべてのお客さまに対する一貫したクオリティやこだわり、ブランドの顔としての立ち居振る舞い、歴史あるブランドにおけるチャレンジやサプライズなど…。
大串さんいわく、これらはすべてのベースになるもの。一人ひとりが、自分にとっての<5つの大切にしたいこと>を決めて店頭に立つことが重要になります。
さらに、提案スキル強化のための基本である<FAB>というフレームワークに続きます。
<FAB>はラグジュアリー販売に限らず活用できる基本的なフレームワークで、下記の頭文字をとっています。
F:Feature(特徴)…特徴としての事実
A:Advantage(利点)…特徴が生み出す機能
B:Benefit(利益)…お客さまにとってのメリット
FABによる提案においては、お客さまのニーズを聞き、理解していることが大前提となります。
お客さまのためのものを提案する、という意識が重要です。
その点を踏まえて、当日は商品をお二人の異なるターゲットに提案するワークを行いました。
<5つの大切にしたいこと>と<FAB>の基本を学び、実際のワークを通して自分なりに組み立てる。
自分の中に落とし込むことで、日ごろの接客でも意識することができ、プロとしてのスキルアップにつながります。
出席者の声
終了後のアンケートでは、
「自分自身の接客を見直すいい機会になった」
「FABを接客に利用し、お客さまのための商品としてとらえ、接客・提案力を上げたい」
「ファストファッションで働いているが、活用できる点が多くあり、すぐ実行してみたくなった」
「正解は一つではないので、その時々に応じた正解を模索したい」
など、意欲的な回答を数多く頂戴しました。
クリーデンスが運営している、アパレル・ファッション業界で働く楽しさや魅力・自己実現の可能性を再認識してもらうためのプロジェクト「Fashion People+」では、今後もはばひろい職種の方へ向けて、さまざまなセミナーを開催してまいります。
詳細は当ウェブサイトでも随時お知らせいたします。ぜひチェックしてみてくださいね。
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