Fashion★シゴトNEWS
2020.03.10
転職活動に“振り返り”を:<アパレル・ファッション業界>転職成功者インタビュー セレクトショップ編(関西エリア)
これまでに、アパレル・ファッション業界で働く多くの方の転職をサポートしているクリーデンス。
担当アドバイザーによるインタビューを通して、その道のりを振り返っていただきます。
今回お話を伺ったのは、MDの佐伯 悟さん(仮名)と、デザイナーの岩崎 美貴さん(仮名)。実はこのおふたり、偶然にも前職と現職が同じというキャリアをお持ちなのです。おふたりとも前職を長くお勤めになり、今回が初めての転職。2020年より、新しい職場でそれぞれMD、デザイナーとして活躍されています。
おふたりをそれぞれ担当したキャリアアドバイザーの高木、塩見がお話を伺いました。
高木:佐伯さん、岩崎さん、今日はありがとうございます。まさかの現職でも同じという偶然ですが、お元気でいらっしゃいますか?
岩崎:ありがとうございます。元気にしています!偶然とはいえ、まさか次も同じ職場になるとは(笑)。
佐伯:本当ですね(笑)。
塩見:おふたりとも近いタイミングでの転職活動でしたが、クリーデンスは何で知っていただいたのでしょうか?
岩崎:インターネットで調べて、「アパレル専門の転職エージェント」とあったので、登録してみました。アパレル業界以外の道も考えていたのですが、経験を一番活かせる仕事、何よりやりたいことを仕事にしたいという思いが強かったので、同じアパレルデザイナーでの転職を決めました。他の転職サービスにも登録していましたが、最終的にアパレルに強いクリーデンスさんに絞って活動しました。
佐伯:きっかけは忘れたのですが、もともとクリーデンスの存在は知っていました。過去に仲良い先輩がクリーデンスを利用した話も聞いていたので、転職を考えたときにまず登録しました。アパレル以外のMDにも興味があって他のエージェントにも登録していたのですが、関西でMDとなるとなかなか求人がなくて…クリーデンスさんからはいくつかMD求人をご紹介いただけたので、そのままお世話になりました。
高木:岩崎さんは現職と子育てを両立しながらの転職活動だったので、お電話とメールのみで進めさせていただきましたが、いかがでしたか?
岩崎:本当は一度お会いしたかったのですが、なかなか時間が取れませんでした。伺えないと相談したら、高木さんが「では電話で話をしましょう!」とすぐに切り替えて私の都合に合わせてくださったので、とてもありがたかったです。転職活動が初めてだったので、分からないこと、不安なことは全部高木さんにメールで質問したのですが、とにかく返信が早く、一つひとつ丁寧に返してくださって、本当に助けられました。
佐伯:僕は並行して利用していた他エージェントで多数の求人を紹介いただいていたのですが、希望とは全然違う求人も多くて、ちょっと混乱してしまっていました。クリーデンスさんは、数は多くないものの、希望に近い求人をピンポイントでご紹介くださったので、検討しやすかったです。何とかチャンスを見つけたくて、僕から塩見さんに「このブランドに応募できますか?」と相談したりもしましたね。
塩見:細かくコミュニケーションが取れたので、何を求めていらっしゃるのか、ご不安な点はどこかなど、深く理解することができました。頼ってくださり、こちらこそありがとうございました。
佐伯:現職に応募する際には、「ここが無理だったら関西でMDは無理かも」と思っていました。その場合は職種を変えるか東京に行くかまで覚悟していたので、転職できて本当に良かったです!
塩見:おふたりが転職活動をする上で心がけていたことはありますか?
岩崎:誠実で真面目に向き合い続けることを心がけました。どう表現すれば私の強みや私らしさが企業に伝わるだろう?と考えて、作ったものを高木さんに何度も見てもらって、受けたアドバイスを徹底して反映する。その姿勢自体が私らしさでもあると思ったので、まっすぐ取り組んで、それが伝わるといいなと思いながら転職活動をしていました。
高木:伝わりましたよ!岩崎さんはご相談いただくたび、確実にアップデートされていらっしゃったので、私も安心して企業に推薦させていただきました。
佐伯:僕も徹底的にやらないと気が済まない性格なので、小さなことでも電話やメールで確認させてもらって、すべて納得した状態で臨むことを心がけていました。面接は2社受けたのですが、1社目では“ちゃんとしよう”と意識しすぎて自分らしさを出せなかったので、2社目では、面接の雰囲気を踏まえたうえで、ホンネの気持ちを包み隠さず話しました。30分と言われていた面接が1時間に延び、話も盛り上がったので「もしかして」とは思いましたが、ホンネをさらけ出すことでどう捉えられるか…という不安も正直ありました。そのときの面接官が、今の上司です(笑)。
塩見:面接の雰囲気をうまく感じ取り、等身大の姿を出したことで、上司の方も一緒に働くイメージがわいたのでしょうね。その空気を読む力は佐伯さんの強みだと思います!転職活動を振り返ってみて、一番大変だったことは何でしたか?
岩崎:自分の仕事を振り返って、言葉にまとめるのが難しかったです。最初に受けた企業は課題が出ていて、「課題から面接までこんなに時間がないんだ!」というのも大変でした。
転職活動の感覚をつかむまでは苦労しましたが、1社目の選考を通じて高木さんからアドバイスをいただいて資料を増やしたり、堅苦しくなりすぎないように心掛けたりと、気付きがあったことで、現職の面接は良い形で臨めました。
佐伯:僕も自分と向き合う作業が一番大変でした。自分なりに振り返ってまとめたつもりでも、それを塩見さんに見ていただくと、「ここはどんな実績を出されましたか?」と具体的に数字でまとめるようアドバイスをいただいたり、細かく洗い出せてはいなかったりで。考える過程は大変でしたが、結果的には自分のこれからに繋がる考えが整理できて良かったです。
高木:転職活動のような機会がないと、普段はなかなかご自身のことを振り返る機会ってないですもんね。ご自身のキャリアを見つめなおしてみて、どのように感じましたか?
岩崎:言葉でまとめることで、今までやってきた自分の仕事は間違いじゃなかった!という自信になりました。「私、けっこう頑張ってきたやん!褒めてあげたい!」って(笑)。それと同時に、今の私に足りない部分にも気付けたので、そこはこれからの成長ポイントとして意識していきたいです。
佐伯:岩崎さんはほぼデザイナー一筋ですが、僕は販売からキャリアをスタートし、営業、MDと色んな仕事をしてきました。それらの経験が今のMDの仕事に活きていることを再認識できました。また、振り返りのおかげで、前職のほとんどのメンバーと話をしたことがあることにも気付けました。そうした仕事の幅広さや人脈を僕の強みとして、これから何らかの形で活かしていきたいです。
高木:おふたりとも、転職活動を通じて、ご自身の成長につながる気付きを得られたというのが一番嬉しいです!ご入社されたまだ1ヶ月ではありますが、簡単な感想を聞かせてもらえますか?
岩崎:ちょうど次の企画をスタートさせる時期なので、良いタイミングで転職ができました。メーカーさんに連絡を取って商談をしたり、前職で懇意にしているメーカーさんを使ってもいいよ、と言ってもらったり、さっそく自由に仕事をさせてもらっています。また、これまでは前職の1社しか知らなかったので、当たり前だと思っていたことがそうじゃないこと、会社ごとにカルチャーが違うことなども、良い経験になっています。
私のこれまでの経験や考えを評価いただいて採用に至ったと思っているので、徐々にではありますが、現職のブランドや環境をもっと良くしていく力になりたいなと思っています。
佐伯:ほぼ同じ気持ちを言われてしまったのですが(笑)、特にMDは企業によってスタイルが違うので、まずは現職のやり方をインプットした上で、僕なりにもっと良くしていけると感じた点をアップデートしながら、良いブランドにしていきたいです。岩崎さんと同じタイミングで転職して、共通の考えを持っているところもあるので、それは心強いですね。まだほとんど仕事の絡みはないですが、前職が同じであることを活かして今後一緒に何かできたらな、と思っています。
岩崎:協力し合っていきましょうね。これからもよろしくお願いします!
佐伯さん、岩崎さん、お忙しい中ありがとうございました!
まだ入社間もないおふたりが、これまでのご経験を活かして今の仕事をもっと良くしていきたい!という考えでお話されていたことがとても印象的でした。
転職活動において、おふたりが共通してお持ちだったのが、「転職活動が自身を振り返るきっかけになった」ということ。転職活動は、人生の中で何度もないであろう、ご自身と向き合う貴重な機会です。それによって、転職をしないという決断になっても良し、自信を付けて次のステップに踏み出すのも良し。大切なのは、振り返ることで、ご自身の強みや成長ポイントを自覚し、これからの未来に繋げることです。
おふたりのジョインによって、現職のブランドがますます素敵なものになることを期待しています!
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