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2019.04.16

2019年3月の業界全体の動きとアパレル・ファッション業界でのEC・ウェブ関連の転職動向(CREDENCE JOURNAL vol.72)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
2019年3月の業界全体の動きとアパレル・ファッション業界でのEC・ウェブ関連の転職動向についてお届けいたします。


2019年3月の動き

期の変わり目を間近に迎える3月、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の数は全体で前月比118%と増加しました。
季節的な転職意欲の高まりが全体にあらわれたものと見られます。

一方の新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)数は前月比99%とほぼ横ばいでしたが、店長・販売職、およびMDがともに前月比80%と減少したほかは、ほとんどの職種で前月を上回っていました。

4月は例年、ゴールデンウィークを前に求職者の意欲が低下し、企業側では新年度で人事部門が多忙になるため、中途採用市場は若干落ち着きます。
加えて今年のゴールデンウィークは10連休となる方が多く、転職スケジュールが例年以上に滞ることも考えられます。
現在転職活動を進めている場合は、可能なかぎりスピーディに進めることをつよくお勧めいたします。


アパレル・ファッション業界でのEC・ウェブ関連の転職動向

今やなくてはならないECサイト。
気軽なショッピングはもちろん、ITを活用した新たなサービスと連携し、ますます生活を便利にしています。
そこで今回は、アパレル・ファッション業界でのEC・ウェブ関連の転職動向をお伝えいたします。

求職者の平均年収

クリーデンスがお預かりしているEC・ウェブ関連の求人は着実に増加を続けています。
今後も各社のEC化率の増加や新しいサービスの導入にともなって、求人は増えるでしょう。

グラフは2018年にクリーデンスの転職支援サービスにご登録いただいた方からEC経験者のみを抽出し、経験職種を大きく3つ、
[1]企画・MD・バイヤー
[2]プレス・販促・カスタマー
[3]デザイン・運用
に分類して、その平均年収を年齢別に算出したものです。

若干ではありますが、アパレル・ファッション業界全職種の平均年収を上回っています。
中でもブランド運営の根幹にかかわる<企画・MD・バイヤー>の年収が高くなっており、また順調に昇給していることが分かりました。
業界全体と同様、EC業務に絞った場合でも、市場動向やトレンド分析、商品開発、販売戦略、さらには予算管理など、ブランドの売上を左右する重要な役割を幅ひろく担う職種であることには変わりがないことから、これらの職種が高年収につながったものと見られます。

求職者の傾向

EC業務経験をお持ちの求職者のキャリア傾向を見ると、広く・浅くECに携わっている方が多く、EC以外の業務、例えば企画や生産管理、店頭での接客・販売と兼務している方も多くいらっしゃいました。
加えて、ほかの職種と比較して“年齢に応じたキャリア”という印象は弱く、幅広い年齢層の方が、幅広い業務に携わっている様子がうかがえました。
つまり高度な専門スキルを持つ経験豊富な求職者は数が少なく、それにともなって高年収であると考えられます。

これまでEC関連求人については、業務未経験の方でもチャレンジできる求人をお預かりするケースが多く、内勤を希望する販売職の方からの人気を集めていました。
しかし2018年に入ると、他職種にも未経験者を歓迎する求人が増えてきたため、EC求人だけが注目されるわけではない状況に変わりつつあります。

EC関連人材の転職活動においては、ご自身がEC関連でどのような業務でスキルを発揮したいのかを改めて見直すことが重要です。運営責任者や数値分析などのポジションは一定の経験が必要ですが、顧客志向やSNSのスキルなどを重視する業務では未経験者でもチャレンジが可能な求人が多いです。求人傾向を把握した上で転職活動を行うと良いでしょう。

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