Fashion★シゴトNEWS
2019.06.18
2019年5月の業界全体の動きとアパレル・ファッション業界の<賞与>事情(CREDENCE JOURNAL vol.74)
“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
2019年5月の業界全体の動きとアパレル・ファッション業界の<賞与>事情についてお届けいたします。
2019年5月の動き
例年とも、ゴールデンウィーク中の若干の落ち込みを除けば、春先の転職意向の高さが続く5月。
グラフからは読み取りにくいですが、今年も本格的に転職活動を始める方が増えており、その第一歩として、クリーデンスでカウンセリングを受けられる方が大きく増加しました。
特に、17時ごろまでの時短勤務を希望される方や、販売職から営業やプレス・EC関連職種、事務職などを希望される若年層の方、業務委託契約を希望される方などが増えています。
また、外資系企業のMDや、事業部長クラス、生産マネージャーといったハイクラスの経験を積まれた方からも、転職のご相談をいただいています。
6月は下旬から多くの商業施設でセールとなるため、中旬から求職者の活動意欲が低下する傾向があります。
7月も引き続き季節的な要因で、求職者・求人とも動きは鈍化するでしょう。例年どおりであれば、この鈍化は8月まで続くものと予測されます。
アパレル・ファッション業界の<賞与>事情
今年も夏の賞与の季節がやってまいりました。
そこで今回は6月の恒例、アパレル・ファッション業界の賞与事情について、調査結果をお伝えいたします。
2018年度の平均年間支給額は61万円で、前年よりも4万円アップ
2018年の1年間にクリーデンスの転職支援サービスにご登録いただいた方のデータによると、賞与の平均年間支給額は約61万円でした。
これは前年よりもおよそ4万円アップしており、それぞれの平均年収から換算すると、1回あたりの支給は月収のおよそ0.9ヶ月分となりました。
賞与の「支給あり」が前年よりも5ポイントアップ
また2018年度にクリーデンスがお預かりした求人のうち、賞与の支給がある求人は全体の47%で、前年の42%よりも5ポイントアップしていました。
支給額の増額や、支給する企業の増加の背景には、慢性化した労働力不足があると考えられます。 そのため賞与の支給がない場合でも、インセンティブが支給される求人は多く、全体では「賞与あり」を上回る68%の求人で、何らかのインセンティブの支給がありました。 特に「営業・店舗開発」や「店長・販売」など、成果が数字に表れやすい職種で、その傾向が顕著に表れています。
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