衣料品生産プラットフォームカンパニーのシタテルが東京オフィス移転

ITの力でアパレル業界の構造改革にチャレンジするプラットフォームカンパニー、シタテル株式会社が2020年4月20日（月）より、東京オフィスを渋谷区・表参道から目黒区・神泉へ移転しました。そこで今回は人事担当者にオンラインインタビュー。移転の背景や期待すること、また新型コロナウイルス感染症（COVID-19）（以下、新型コロナウイルス）の影響による今後のスタンスなどについて伺いました。

東京オフィスの移転おめでとうございます！早速ですが、今回の移転背景についてお聞かせください。

シタテルは、事業成長に伴って社員が急速に増え、前オフィスではひとつのオフィスに全社員が入りきらず、近隣3拠点に分かれてしまっていました。このままではこれ以上の増員ができないこと、また拠点が分離していることによるコミュニケーションロスや無駄コストが発生していたことなどから、今回の移転へと踏み切りました。新オフィスでは東京オフィスの全社員がワンフロアで就業できることに加え、増員も考慮した設計になっています。
とはいえこのような状況になり、社員もリモートワークを行っているため、予定通りオフィスの引越自体は行ったものの、本格的な始動は緊急事態宣言が解除されてからの予定です。

新オフィスを作るにあたり、こだわった点は何でしょうか？

居心地良く、働きやすい環境にこだわりました。
執務エリアをできるだけ仕切りのないワンフロアにすることで、これまで物理的に分断されていた組織間の連携が取りやすくなります。また、新しいオフィスになることで気持ちが引き締まり、新たなアイデアが生み出されたり、生産性が向上したりと、業務の質が上がることも期待しています。
オフィスでの働きやすさは仕事をする上で重要な要素です。今いるスタッフはもちろんのこと、求職者の方々が次のチャレンジを決めたとき、シタテルは働きやすそうだな、こんな環境で働きたいな、と思っていただけると嬉しいですね。

現在はリモートワークとのことですが、新しいオフィスで働ける日が楽しみですね。

本当にそうですね。
とはいえ、オフィスを新しくすればすべてが良くなるわけではありませんし、新オフィスを考え始めたときには想定していなかった大きな変化が今まさに訪れています。『オフィスは創った時が改善の始まり』というキーワードを掲げ、社員全員でより良いオフィスづくり、働きやすい環境づくり、組織づくりを目指していきたいです。

新型コロナウイルスの影響で世の中のほぼすべての企業や事業において変化が求められています。社内ではそのようなお話はされていらっしゃいますか？

オフィス移転後の4月22日、代表の河野から、「ネオ・ノーマル（afterコロナにおいて元通りの状態にはならない状況）に向けて」というメッセージが発信されました。内容をほんの一部ですが、ご紹介します。

少し前から捉えていたパラダイムシフトが奇しくも一気に加速し始めました。これまでの手法・ロジックは陳腐化するという事実と向き合い、想定と実働のギャップを修正し、変化する環境に合わせてどれだけ速く進化できるかが鍵となります。衣服の市場においてもDX（Digital transformation＝デジタルを利用した変革）化や、販売のオンライン化、完全受注生産型への移行などに伴い、ビジネスプロセス・ワークフロー改善が必要になる企業が増えるでしょう。とはいえ、マーケットが確実に縮小する中で過度な投資は難しく、短期と中長期のバランスを保ちながらも、社員と企業を守るための経営判断が必要になります。
そんな状況下で、「インターネットによる衣服生産プラットフォーム」を目指すシタテルはどのような価値を生み出せるか？ネオ・ノーマルな社会・経済に向けて、「今何をすべきか？」「だとすれば？」を常に問い、行動に移すと同時に、未来へ向けて思考を張り巡らせ、産業に、そして経済・社会に貢献・寄与出来るよう事業に取り組んでいきます。

既にアフターコロナを見据えた動きが始まっているのですね。それでは、このような状況だからこそこんな人と働きたい、というメッセージを締めに変えてお聞かせください。

河野の言葉にもありますが、変化する環境に合わせてどれだけ速く進化できるか、という点が、そのまま求める人物像に繋がっています。この先、想定していなかった、またはもう少し先だと捉えていた“新しいこと”と向き合い、丁寧かつスピーディーに設計し、行動していかなければならない機会が増えてくるでしょう。その状況をある意味でチャンスと捉え、好奇心を持って取り組んでいける方とぜひ一緒に働きたいです。