アンケートレポート｜明日の“はたらく”が楽しみになるオンラインセミナー 学ぶ FASHION WEEK produced by CREDENCE

2021年2月2日（火）～5日（金）に開催した
「明日の“はたらく”が楽しみになるオンラインセミナー 学ぶ FASHION WEEK produced by CREDENCE」
では、のべ1,240名を超える方々にご参加いただきました。

そこで今回は、ご参加いただいたみなさまから寄せられたアンケートの中から、

「接客販売現場で改良・改善したこと、前向きに取り組んでいること」
「今積極的に取り組んでいること、今後磨きたいスキル」

について、ご紹介します。

※フリーで回答いただいた内容を独自にカテゴライズし、集計したものになります。

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Q1.接客販売現場で改良・改善したこと、前向きに取り組んでいることは何ですか？

「オンライン連動・強化」が圧倒的なトップ、続いて「お客さまに寄り添う接客」、「安心・安全を心がける」と続きました。

デジタルを活用して積極的に「仕掛けていく」スタンスに変化

まず、もっとも多かった「オンライン連動・強化」に関しては、

・オンライン接客の強化（ビデオ通話・チャット）
・InstagramやLINE、WEARなどSNSでの発信強化
・個人のSMSアカウント取得、発信
・対面接客時の、SNSやECサイトへの誘導
・店舗ブログの強化

などの取り組みが多く見られました。

店舗へ足を運んでいただくためのプロモーションや、ECサイトでの購入に繋げるための施策など、目的はさまざまですが、来店客を「待つ」スタンスではなく、積極的に「仕掛けていく」というスタンスに変化していることが分かります。

「お店でしか得られない価値」を提供するための、接客スタイルの変化

2位以降のデータについては、いずれも店舗接客における取り組みで、「お客さまに寄り添う接客」では、

・個人個人に寄り添った対応をするために何ができるかをスタッフで共有し、話し合っている
・商品説明ではなく、ニーズを引き出す接客
・売るためのテクニックではなく、気持ちを大切に、お店に来て良かったと感じてもらう接客
・コロナ禍における生活様式の変化を丁寧にヒアリング
・ECでの買い物では得られない満足感や体験をしていただくため、より一層お客さまとの会話を重視している

など、「この状況下でわざわざ来てくださるお客さまに、お店でしか得られない価値を提供したい」という思いが伝わってくるコメントがほとんどでした。
また、マスクで表情が伝わりにくい分、目元で笑顔が伝わるように意識している、といったコメントもあり、お客さまに心地よく過ごしていただくための、細部にわたる工夫が感じられました。

また、「安心・安全を心がける」では、

・消毒、検温を徹底する
・お客さまとの距離の取り方、お声がけに配慮する
・POPで安心・安全の取り組みを提示する
・カードやお釣り、レシートを手渡しではなくプレートでやりとりする
・キャッシュレス化

など、こちらもお客さまに安心してお店での時間を過ごしていただきたい、という思いの強さが感じられました。

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Q2.今積極的に取り組んでいること、今後磨きたいスキルは何ですか？

「接客・オフライン強化」「SNS強化」という点は、Q1.の回答と同様ですが、それに加え、「変化への対応・チャレンジ」「モチベーション・意識改革」などといったマインド面や、それらを実現するための「マネジメント・コーチング」「学び・資格」といったスキルアップ、店舗強化の一環としての「VMD」など、幅広いコメントが集まりました。

また、「今後のキャリアや生き方を考える」という中では、生きる意味、市場価値、自己成長、楽しみながら生きる、人間力のアップ…など、「仕事」にとどまらない、今後の人生観についてのコメントもあり、コロナ禍が及ぼす影響の大きさを改めて感じさせられます。

現在取り組んでいる「デジタル活用」のスキルアップを目指す人が多数

デジタル活用の中でも圧倒的に多かったのが、「SNSの活用」でした。現在活用しており、その重要性からよりスキルアップを目指す人、これから着手していきたい人とその背景はさまざまでしたが、すでに活用している人ほど内容が具体的で、「写真撮影・加工」「動画撮影・編集」といったスキルから、「オンライン接客」などの活用方法、注目を集めている音声SNS「Clubhouse」への関心が高い方もいらっしゃいました。

また、より広義な「デジタルマーケティング」のスキルを身に付けたいという声もあり、数値分析、顧客化のためのデジタル戦略立案といった、運用からもう一歩上流のポジションを目指したい意欲が見てとれました。

これからの時代に求められる、販売職という仕事の価値とは？

デジタルとほぼ同等に声が多かったのが、「接客・オフライン強化」でした。

・より人との繋がりを大切に接客し、顧客化を目指す
・リアル店舗ならではの良さを伝えるための接客術を磨く
・専属スタイリストとして、一人でも多くのお客さまに求められる存在になるように
・これからの時代を生き抜ける、本当の意味での「プロフェッショナルな販売員」になりたい

など、「今後も販売職として長く成長していきたい」という意欲を感じるコメントをたくさんいただきました。

時代の変化にどう対応していくか、マネジメント・コーチングの手腕が問われる

店長・本社職などマネジメント層からは、

・店舗でのお買い上げに繋げるためのお店作り、スタッフ育成を学びたい
・売上が厳しい中で、スタッフのモチベーションを上げていくためのコーチングスキルを伸ばしたい
・店舗での接客だけでなく、ライブコマースなどでも活躍できるスタッフを育てたい
・同じ職場で働くすべての人が人間関係や働き方、モチベーションなどにおいて満足して働ける環境を作りたい

と、スキル・モチベーションの両面において、時代の変化に対応していくためのマネジメント・コーチングスキルを高めたいニーズが多く見られました。これは職種を問わず、マネジメントに関わる多くの方が感じているのではないでしょうか。

加えて、

・景気が悪くなるとマイナスの感じ方が多くなってしまうので、働く上でのモチベーションの保ち方を見つけたい
・楽しくポジティブに仕事と向き合えるようになりたい
・自発的になれば仕事も前向きに取り組める！と思いつつ、なかなか簡単ではないのを痛感している
・自分の力で会社を存続させるくらいの意気込みで、努力を惜しまない

など、役職・スタッフを問わず、ご自身のモチベーション管理、意識改革について関心高く取り組んでいる方も多く見受けられました。

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“これからのアパレル・ファッション業界”のために、楽しく学びと向き合っていく

今回の「学ぶFASHION WEEK」を通じて感じたのは、楽しみながら新しいスキルを習得していきたい、この変化の中で前向きに成長していきたい、というみなさまのポジティブな姿勢でした。

クリーデンスでは、みなさまにとって明日の“はたらく”が楽しくなるよう、SNS活用、オンライン接客、接客、VMD、デジタルマーケティング、DXなどをキーワードに、さまざまなセミナーを開催してまいります。現時点で次回予定は未定となっておりますが、開催時にはウェブサイトやメールマガジン等を通じてご案内いたしますので、ぜひお役立てください。