Fashion★シゴトNEWS

2021.08.30

お客さまと理想の一着を作る―― ここにしかないものづくりにこだわるローブ流の企画とは?

30代~50代の、服にこだわりを持つキャリア・ミセス層をターゲットに、婦人服の企画から製造・販売までを行う株式会社ローブ。大阪に本社を構え、福岡、東京にも支店を持ち、全国に販路を持つアパレル企業です。
創業以来、無借金経営を継続。アパレル業界の営業利益ランキングで常に20位をキープ。…と、厳しい市況感の中でも安定した経営をキープしつづけているのこだわりとは?!企画営業の方にものづくりのこだわりについて、お話を伺いました。

まずは、株式会社ローブについてご紹介ください。

メインターゲットは30~50代の女性。
「BLUE FRONCE(ブルーフロンセ)」「vivapresto(ビバプレスト)」「FIL DIRE(フィルディール)」「ETERNO BELLEZZA(エテルノベレッツァ)」「PASSIONE(パシオーネ)」「FONTANA GRANDE(フォンタナグランデ)」など多数のブランドを展開し、エレガンスからカジュアルまで幅広く対応しています。

企画営業の仕事はどんな内容ですか?

1カ月~2カ月に一度、お客さま先に顔を出し、商品の提案や、売れ行き・ニーズのヒアリングを行い、ご提案し、納品、販売までをサポートします。定番商品のほかに、自分たちで商品を企画して提案することもあります。
たとえば「流行を取り入れたオシャレもしたいけど、20代の洋服はキツくて着られない…」という声を聞いたなら、小売店のオーナーさまとともに、イチから商品をつくることもあります。色付けや形・ボタンの位置を考えて、ラフに起こすなどデザインスキルを生かすことも可能です。本当に求められている服を自分たちの手で企画し、ヒット商品へと繋げている面白さがあります。

お客さまと一緒に企画、というのはすごいですね。

消費者の反応が良いアイテムがどんなものかを一番理解しているのは小売店です。小売店と一番距離の近い私たち営業が、現場の声を聞いて企画も手掛けるというのは自然な流れだと思います。
「最近、どこを見ても同じような服が多い」という小売店のオーナーさまの声をきっかけに、お店のお客さまの私物を見せていただき、商品化につなげたこともあります。

お客さまの私服から!現場のリアルを大切にすることで、「売れる服」の企画に繋げているのですね。

当社では常に新しい気持ちで次の期を迎えよう、という思いから、年に2回、定番商品以外の在庫をすべて無くしています。売れる商品の企画は今まで以上に求められているのでプレッシャーもありますが、自分の企画した商品がヒットし、定番商品化したらとても嬉しいですね。

仕事のおもしろさを色々伺いましたが、そのほかにやりがいや働きやすさなどはいかがですか?

やっぱり収入面がやりがいに繋がっているのはホンネとしてありますね(笑)。入社24年目の先輩社員は、同業界から転職したのですが、「この業界に、当社ほど稼げる会社は少ないと思う」と話をしていました。頑張った分はしっかり社員に還元するというのが当社社長の方針。年収1000万円以上の社員もいるそうで、励みになります!

あとは、働き方ですね。以前は営業先から帰社後、時間を気にせず働くこともありましたが、昨今の社会情勢をきっかけに、限られた時間の中でいかに効率よく仕事をするかに意識が向くようになりました。年々、家庭を持つ社員が増えていることもあり、仕事の時間も家族との時間も同じくらい大切にできるようにと、現在は月15~20時間程度の残業におさまっています。

最後に、今新たなチャレンジを考えている方々に向けてメッセージをお願いします。

稼げないし、激務だし‥と好きな洋服の仕事から離れてしまう方もいらっしゃると思いますが、当社では好きな仕事を諦めることなく、やりがいを持って働くことができます!創業以来、無借金経営と、事業の安定感もバッチリです!

洋服の企画営業なので、洋服が好きであることが大切ですが、入社時点での企画や営業の経験、業界経験自体はさほど重要ではないと思います。好きなものに熱意を持って取り組めば、活躍できる環境なので、少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお待ちしています!

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