アパレル・ファッション業界の「転職求人倍率」がさらに増加。調査開始以来初めての3倍超え

クリーデンスでは2020年10月より、ご登録いただいた転職希望者・お預かりした求人の数に基づいて、アパレル・ファッション業界の「転職求人倍率」を算出しています。今回は2023年7～9月期の結果をご報告いたします。

2023年7～9月の転職求人倍率は「3.03」で、前期（4～6月）比では0.33ポイント増加し、調査開始以来初めて3倍を超えました。
毎年この時期は夏の繁忙期と重なるため、転職希望者の数が減少します。
特に「店長・販売」や「営業」など、比較的就業人口の大きな職種でこの影響を受けやすいことから、転職求人倍率も大きく増加したものと見られます。

また、新規求人の数はほぼすべての職種で増加しました。2020年4～6月期以降の増加傾向が続いています。
募集背景としては、2022年に多く見られた「新店舗オープン」は2023年以降は落ち着いており、代わりに「増員」「欠員補充」といったキーワードでの求人が活発になっています。
人員を補強して、事業の成長・拡大を目指す企業が増えていることがうかがえます。
求人数の増加は、転職を検討する方にとってはもちろんチャンスですが、その中でも企業が求める人材といかにマッチするかが、転職成功のポイントとなりそうです。