スタッフブログ

2023.03.08

名作映画から感じるカルチャー/ファッション

営業担当の藤田です。

3月を迎え暖かくなる日が増えてきましたが、寒さがあまり得意ではない私は、
まだまだ休日を家で過ごすことも多い今日この頃です。

在宅の日にすることのひとつに「映画鑑賞」があります。
ここ数年、サブスクリプション型の動画配信サービスの充実もあり、
自宅で映画を楽しむ機会が増えました。
また、定額料金であるため、映画館やレンタルでは触れることのなかった作品に
チャレンジしやすくなったように感じます。

そんな折、少し前に出会った作品が、『男はつらいよ』シリーズ。

私と同世代の30代、さらに若い世代の方は
「聞いたことはあるけど、観たことはない」というケースが多いのではないでしょうか?
私もそのひとりでした。


『男はつらいよ』って?

渥美清主演、山田洋次原作・監督のテレビドラマおよび映画シリーズです。
主人公の愛称から「寅さん」(とらさん)シリーズとも。

テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと、車 寅次郎(くるま とらじろう)が、
何かの拍子に故郷の柴又に戻ってきては、何かと大騒動を起こす人情喜劇で、
毎回旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも失恋するか身を引くかして、成就しない。
寅次郎の恋愛模様を日本各地の美しい風景を背景に描かれています。

映画は1969年から1995年にかけてと、1997年、2019年にシリーズ全50作が公開されています。

名作映画から感じるカルチャー/ファッション

松竹映画『男はつらいよ』公式サイト


『男はつらいよ』との出会いとハマった理由

同シリーズを観るきっかけになったのは、
セレクトショップのBEAMSとのコラボレーション商品を見つけたことでした。
NEW ERAやLOOPWHEELER、SSZ.など様々なブランドが商品製作に携わっており、
「一見、親和性が見えないブランド(企業)がコラボレーションをする作品、一体どんなものなのだろう?」
と気になり、観始めることになりました。

「50本…長いな…どこまで観られるかな?」
と思いながら観始めたものの、難なく50作品鑑賞。
ストーリーのシンプルさやおもしろさ、
時代を超えてもなお美しいマドンナ役の俳優陣はもちろんですが、
私がハマった理由は、「その時代のカルチャーやファッションを感じられること」です。

1970年代~1990年代を中心に、登場人物の服装や舞台となる街の風景、
その時代を反映した会話や出来事など、自分自身が生きていない、また記憶が薄い時代を
リアルに知られるところがおもしろく、どの作品も非常に興味深く拝見できました。

特にファッション観点では、作中に出てくる俳優/エキストラの服装の中に
「令和の街中」で見かけるようなスタイルやデザインがあり、
「ファッションの流行りって、循環しているのだろうか」と感じさせられるなど、
ストーリー以外に楽しめるポイントが豊富に含まれていました。

時代が流れる中で、唯一主人公の寅さんだけがいつの時代もずっと同じスタイル
(鯉口シャツに腹巻き、チェックのセットアップ)で
作品の中に居続けるところにも、なにか趣を感じつつ…。

そんな、ただの喜劇作品ではなく、
日本のカルチャー(ファッションを含む)が描かれた作品だからこそ、
さまざまなブランド/企業がコラボレーションをつくったのではないかと、勝手に考察しています。

映像に加え音楽や書籍など、過去のものから現在のものまで、触れることが容易になった昨今。
主体的に活用することで、造詣を深めたり、自身の新たな興味や関心を発見したりする
機会にしてみたりしてはいかがでしょうか。

  • 業界特化の情報力で、
    あなたのキャリアをきめ細かくサポート!
    興味がある方は、まずクリーデンスの
    転職支援サービスにご登録ください。
  • 転職支援サービス 無料会員登録

スタッフブログ 最新記事

スタッフブログ一覧