Fashion★シゴトNEWS
2010.06.04
ゴールドウインが「自転車通勤」を社内制度化。実はスポーツ業界初!なのです。
「ザ・ノース・フェイス」などの人気スポーツアパレルに加え「SCOTT」「GOLDWIN」など自転車ブランドも展開する株式会社ゴールドウイン。2010年3月29日から、社内制度として自転車通勤の運用を開始しました。
都内で会社が正式に自転車通勤を制度化したという例は非常に珍しく、企業から見ると決してハードルは低くありません。そんな中、どのような思いで制度化に踏み切ったのか、人事部マネージャー齋藤さん、コーポレートコミュニケーション室の五十嵐さん、去来川さんにお話をうかがいました。そこには企業理念が根付いた熱い思いが―
きっかけは社員の声から
「社内には自転車部があったり、プライベートで自転車が大好きな社員が多かったりしたので『自転車通勤したい』という声は前からありました。こうした声の高まりをきっかけに制度化を検討しました。」
なるほど、まずは利用する社員の思いが重要ですものね。
しかし自転車事故が年々増えているとも聞きますし、実際に形にするまでには多くのご苦労があったのでは?
「やるぞと決めてから1~2年掛かりました。自転車といえけっこうなスピードが出ますから、様々なケースに対して検討し、飲酒運転や整備不良など7つの禁止事項と4つの履行義務を設けました。自転車は本社ビル地下1階に設けた専用の駐輪場に施錠することができ、距離に応じた通勤手当が支給されます。」
社員の健康とともに社会に対する責任、という意味も込められたルールなのですね。
「はい、その通りです。」
利用している社員の方々に変化はありましたか?
「利用者からは『景色を見、風を切って走るとイヤなことも忘れて気持ちがいい』という話を聞き、身体的にはもちろん精神的な効果が高いようです。それが仕事の効率にもつながってくると。」
運用開始から1ヶ月あまりで現在の利用者は10名程度。女性の利用者はまだゼロだそうで、希望するすべての社員が安心して利用できるよう、シャワー室やロッカールームなどの整備も進めていきたいと語る五十嵐さんの目はもう先を見据えていました。
「スポーツで豊かな暮らし」という思いを体現していきたい
こういった取り組みの原動力は一体何なのか、そこには創業以来変わらない企業理念を貫くという熱い思いがありました。
「制度化に踏み切った一番大きな理由は『スポーツで豊かな暮らしを築きあげること』という思いを常に目指しているから。自社の社員がそれを実践することで、自転車通勤というスタイルを社会に浸透させていきたいです。しかも自転車ってエコですしね!」
スポーツで社会貢献するという自信と強さが、自転車メーカーでもある同社の人気の秘訣なのですね。
わが社の近くにも同社自転車ブランド「SCOTT」取扱ショップがあり、昼休みなどサラリーマンが覗いている姿をよく見かけます。「自転車通勤したい!」という方々の思いが叶うよう、ゴールドウインの社員は今日も東京の街を駆け抜けます!
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