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2012.03.23

洋服作りは、会社のチームワークや環境の良さで変わってくる

洋服作りは、会社のチームワークや環境の良さで変わってくる(楠神あさみ/マッシュスタイルラボ・ファッション事業本部 企画・MD部 チーフデザイナー)

楠神あさみ/マッシュスタイルラボ・ファッション事業本部 企画・MD部 チーフデザイナー

「小さい頃から風呂敷でドレスを作ったりして、『ファッションデザイナーになりたい』と周囲には言っていたようです」と幼少時代を振り返る楠神あさみチーフデザイナーは、現在「スナイデル」を始め、「リリーブラウン」「フレイ・アイディー」などのブランドを擁するマッシュスタイルラボで20人近くのデザインチームを統括する。

高校時代、母に教わった建築に興味を持ち、大学進学後専攻する。ファッションデザイナーと同じ、“物作りをする”という夢は持ち続け、卒業後建築の道に進む。
建築会社を離れ、グラフィックデザイナーの姉と事業を始める決意をする。その矢先に、「スナイデル」を立ち上げようとしていた近藤広幸・社長から声が掛かり、マッシュスタイルラボに入社。同ブランドのグラフィックデザインの担当として携わることに。
「実際に、洋服を作る現場に踏み込むきっかけになりました」。その後、ブランド全体を統括するデザイナーに任命された。

「最初はとにかく大変でした。同じようにファッション業界での経験がないスタッフと一緒にわからないことが多い中、毎日が勉強の積み重ね。目の前のことを無我夢中で乗り越えていたという感じでした。
なかなか売れない時期もありましたが、今振り返るとさらにクオリティを追求したいというクリエイターとしての姿勢を改めて持てた時でもありました」とブランドとともに成長してきた過程を語る。
「徐々に自分が“かわいい”と思ったものがお客さまに通じて、売れていく成果を見るにつれ、『スナイデル』というブランドを確立できたと思います」。

7年目を迎える「スナイデル」は今、ガールズマーケットを代表するブランドのひとつになった。
「マッシュスタイルラボの方針は、粘り強くデザインしていくこと。近藤社長が大事にする物作りに対する細やかな姿勢は、社員全員の成長過程にもなっています。ひとつひとつを丁寧に作ろうというこだわりが、チームワークや社内の雰囲気に反映され、店舗や洋服を通じて表現されていると思います」。
今後、会社がさらに成長し社員が増えていくとともに、より仕事のしやすい環境作りをしていきたいと、リーダーらしい意欲を見せた。

この特集記事は2012年3月19日(月)発行のWWD JAPAN「東京ランウェイ2012 S/S ファッションイベント新時代の幕開け!」に掲載されたものです。

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