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2024.03.26

ファッションデザイナーの平均年収と転職動向

ファッションデザイナーの平均年収

25~29歳:342万円 30~34歳:385万円 35~39歳:456万円

もくじ


ファッションデザイナーの転職動向

デザイナーの求人は、アパレル・ファッション市場がコロナ禍から回復した2021年以降も目立った増減は見られませんでした。
しかし2022年終盤から大きく回復しており、2023年の求人数は前年比で120%と増加しました。

業種・業態に関わらず、これまで最少人数でデザイン業務にあたっていた企業が多くありましたが、市場の回復にともない、ブランド拡大に向けてデザイナーを増員する動きが見られます。
特に、よりブランドにフィットする・フィットできる人材、ブランドの方向性を変えられる人材といった、スキルの高いプレイヤーを、サブチーフ・リーダークラスで採用したい、という声が高まりました。

一方、求職者の側では、引き続き「業務委託」「時短」などの働き方を希望する方が増加しています。制度を整備する企業も増え、デザイナーやパタンナーなどの職種には、浸透した働き方ととらえて良いでしょう。


ファッションデザイナーの転職成功のヒント

どの企業においても、より「売れる商品を生み出す」ことの重要性が増しています。面接の場では、デザイナーであっても「売上を伸ばすために何をすべきか」という質問が出ることも多くなっています。
「なぜこのデザイン・企画なのか」を数字に結びつけて話せるよう、現職でも意識しながら業務にあたってください。

応募する際は必ず店舗見学に行く

ブランドの求人に応募する際には必ず店舗見学に行きましょう。
ECが普及し、インターネットでもある程度の情報を得られることから、疎かにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですがどんなに忙しくても時間を作って店舗へ足を運び、必ず接客を受けてください。その際には消費者としてではなく、自分ならどんな商品をこのブランドのショップに並べるか?という視点が重要です。ショッピングではなく、採用のための店舗見学であることを意識しましょう。

デザイン画・仕様書などの資料をコンプライアンスの観点でチェックする

デザイナーの採用には必須となる「デザイン画」や「仕様書」などの資料を提出する際には、外部に漏洩してはならない項目、例えば現職で作成した来季のMAPや、工場名が明記された仕様書などがないか、提出前に改めて確認してください。
企業側のコンプライアンス意識の高まりにともなって、クリエイション以外の部分にも注意が払える人物であるか、といったポイントも採用時にチェックされます。
この傾向はより強くなっており、実際に技術的には申し分ない方がお見送りとなってしまったケースもありました。

経験の浅い方はより具体的なアピールポイントを

経験の浅い方の場合、企業側では「何ができる人なのか」をシビアに見ています。求人が増え、採用の幅が広がったとはいえ、「服が好き」「憧れのブランド」というだけで採用に至ることは難しいでしょう。
絵型の絵のレベル、仕様書の理解、マーケットのとらえ方とアウトプットの仕方など、実務経験が浅くてもアピールできるご自身の強みを明確に伝えられるように準備をしてください。


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